「最小構成で買って、あとで足りなくならない?」

M6 Mac miniの構成を選んでいると、ここが気になると思います。

自分は、メモリ16GB・SSD 256GBの最小構成を買いました。価格は149,800円。9月8日に予約して、発売日の9月22日に届きました。そこから3週間ほど、つけっぱなしで使っています。

この記事で分かること
  • メモリ16GBで、3週間なにを動かしっぱなしにできた?
  • ローカルLLM(自分のMacの中で動かすAI)は、16GBでどの大きさのモデルまで動いた?
  • SSD 256GBのうち、macOSだけで何GB使っている?
  • 外付けのSSDに置けるもの、置けないものは?
  • いま買い直すなら、SSDは512GBにする?

最小構成にした理由は、買う前に「M6 Mac miniを最小構成(16GB・256GB)にした5つの理由」の記事と動画にまとめています。

M6 Mac miniのメモリ16GBは、3週間使って足りている?

このMac miniに任せているのは、留守番です。

その使い方なら、16GBで足りています。

家に置いたまま、つけっぱなしです。スマホやほかのMacから、つないで使います。

動画の編集や写真の現像のような重い作業は、ここではやりません。メインのMacBook Proの仕事です(買うと決めたときはM3 Pro、いまはM5 Max・メモリ64GB)。

2台の役割。MacBook Pro(M5 Max・メモリ64GB)はメインで、動画の編集と写真の現像。Mac mini(M6・メモリ16GB)は留守番係で、つけっぱなしにして、スマホやほかのMacから使う

では、留守番のMac miniは、ふだん何を動かしているのか。

Mac miniで、いま動かしているもの。Claude Code(AIツール)、Orca(ほかのMacから操作する)、監視用のプログラム(Python)、Obsidian(メモアプリ)、VS Code(エディタ)、自作のタスク管理アプリ(常駐)

動かしっぱなしにしているのは、4つ。

  • Claude Code: AnthropicのAIツール。ターミナルで動かします
  • 監視用のPythonのプログラム
  • Obsidian: メモアプリ
  • VS Code: エディタ。一応、開いたままです

Claude Codeは、Orcaを通して動かしています。ほかのMacから、Mac miniのClaude Codeを操作するのに使っているアプリです。

自作のタスク管理アプリも、ここで常駐させています。

では、この使い方で、16GBはどれくらい埋まっているのか。

2026年10月13日に、Mac miniのターミナルで調べました。

いまのMac miniの、メモリの使い方。物理メモリ16GBのうち、使用済みメモリが12.05GB、キャッシュされたファイルが3.54GB。メモリプレッシャーは緑(正常)、スワップ使用領域は0.69GB
項目値
メモリプレッシャー緑(正常)
使用済みメモリ12.05GB(16GBのうち)
キャッシュされたファイル3.54GB
スワップ使用領域0.69GB

出典:自分の実測(ターミナルで調べた値から計算。アクティビティモニタの表示とは、少しずれることがあります)

16GBのうち、使っているのは約12GB。メモリプレッシャーは緑でした。

メモリプレッシャーは、メモリの苦しさを緑・黄・赤で示すグラフです。アクティビティモニタの「メモリ」で見られます。

Appleサポートの「アクティビティモニタでMacに追加のRAMが必要かどうかを確認する」のページでは、緑は「すべてのRAMを効率的に使用しています」、黄は「RAMが今後足りなくなる可能性があります」、赤は「より多くのRAMが必要です」と説明されています。RAMは、メモリのことです。

12GBも使っていて大丈夫なのか、と思うかもしれません。同じページには、空いているメモリがあっても、パフォーマンスが向上するとは限らない、とも書かれています。

スワップは、メモリに入りきらない分を、SSDに一時的に逃がす動きです。いま逃がしているのは、0.69GBでした。

メモリをいちばん使っていたのは、Claude Codeです。メモリを多く使っている上位12個のプロセス(動いているプログラムの単位)のうち、7個がClaude Codeで、合計は約2.3GB。そのあとに、ブラウザのChrome、Orca、Obsidian、VS Codeが続きます。

ローカルLLMは、16GBのM6 Mac miniでどこまで動いた?

留守番のほかに、ローカルLLMも試しました。AIのモデルそのものを自分のMacにダウンロードして、Macの中だけで動かす使い方です。

8GBまでのモデルは、余裕で動きました。20GBのモデルは、5分26秒待っても読み込みが終わりませんでした。

返事は、1文字も出ていません。

差がつくのは、メモリです。メモリは、作業用の机のようなものです。広い机なら、書類を何個も同時に広げられます。

ローカルLLMのモデルは、その机に丸ごと広げる、でかい辞書にあたります。辞書が机に載らないと、動きません。

机の例え。メモリは机の広さ(同時に何個広げられるか)、SSDは収納(増えても速くならない)、CPUは手の速さ(1つの作業が終わるまで)

では、16GBの机には、どの大きさの辞書まで載るのか。

買う前の見積もりは、「AIに回せるのは、ざっくり10GB前後」でした。

ローカルLLMは、どれくらい大きいのか。Qwen3 8Bは5.2GB、14Bは9.3GB、30Bは19GB、32Bは20GB、gpt-oss 120Bは65GB。16GBのメモリで使えるのは、およそ10GBのあたりまで

届いてから、手持ちのMac4台で同じテストを回しました。全部の結果は、2026年10月10日に公開した「ローカルLLMはメモリ16GB・36GB・64GBのMacで何が変わる?」の記事にまとめています。

Ollama(ローカルLLMを動かす定番の無料ソフト)が、M6 Mac mini(16GB)でAIに回した枠は、12.7GB。見積もりの「ざっくり10GB前後」より、少し広かったです。

この枠に、大きさの違うモデルを載せていきました。

16GBの机に、どのモデルまで載った? Qwen3 8B(5.2GB)とGemma 4 12B(8.0GB)は載った。Qwen3 14B(9.3GB)は条件つき。gpt-oss 20B(14GB)は2〜3割はみ出す。Qwen3 32B(20GB)は読み込みが終わらない。AIに回せた枠は12.7GB
モデル(配布サイズ)M6 Mac mini(16GB)での結果
Qwen3 8B(5.2GB)載った。日本語で、1秒に40字前後を書く
Gemma 4 12B(8.0GB)載った。10分の音声の書き起こし(5,338字)を、1分56秒で読みやすく整えた
Qwen3 14B(9.3GB)条件つき。文章を広げておくスペースを大きく取ると、机からはみ出した
gpt-oss 20B(14GB)2〜3割はみ出す。動いた日もあれば、返事が出る前に止めた日もあった
Qwen3 32B(20GB)読み込みが終わらなかった

出典:自分の実測(2026年9月30日〜10月7日)

余裕があったのは、8GBのモデルまで。 小さい辞書は机に載って、いちばん厚い辞書は読み込みが終わらない。見積もりどおりの並びでした。

言のハト
言のハト
いかにM6といえど、メモリ16GBだと限界は早いですね

机からはみ出した分は、SSDに書き出されます。

はみ出すモデルを何本も試した10月5日は、記録できた分だけで、SSDに約225GBを書き込んでいました。このMac miniのSSDは、256GBです。

では、メモリを盛っていたら、どこまで載ったのか。

32GBなら、もう少し大きいモデルまで載せられそうです。たとえば、Qwen3.8(Qwen3より新しい世代のモデル)の27B。Ollama公式ライブラリのQwen3.8のタグ一覧を見ると、配布サイズは18GBです。

買う前の見積もりでは、20GBあるQwen3 32Bが、メモリ32GBでようやく載る計算でした。18GBなら、メモリ32GBに載る大きさです(24GBと32GBのMac miniは自分では測っていないので、ここも見積もりです)。

言のハト
言のハト
20Bでも一応動くことがわかったので、ローカルLLMをもしするなら盛ったほうがよさそう。
32GBあれば多分Qwen3.8の27Bとかも動きそうで、実用性も上がりそうです。

速さのほうは、どうだったか。

答えを書く速さは、メモリの量では決まりませんでした。

Qwen3の8Bと14Bでは、16GBのM6 Mac miniと、36GBのMacBook Pro(M3 Pro)が、ほぼ同じ速さです。メモリからデータを読み出す速さ(メモリ帯域)が、153GB/sと150GB/sで近いからです。

M6 Mac miniのSSD 256GBは、3週間使って足りている?

SSDは、いちばん小さい256GBです。

足りています。ただ、空きは61GBまで減りました。

256GBのSSDに、いま入っているもの。macOSが47.06GB、システムデータが44.03GB、ローカルLLMのモデルが約55GB、そのほか。空きは61GB

このMac miniでは、動画編集をしません。だから、256GBでも足りています。

場所を取っているのは、ローカルLLMのモデルです。上の表のとおり、モデルは1つで5GBから20GBあります。

自分のMac miniで、Ollamaのモデルが入っているフォルダを測ると、合計で約55GB。256GBの2割ほどを、モデルだけで使っています。

言のハト
言のハト
動画編集とかをしないので、足りてます
ただ、ローカルのLLMなどをいれていると残り61GBなので、盛れるなら盛ったほうが吉

それに、256GBがまるごと使えるわけでもありません。

自分のMac miniでは、macOSだけで47.06GBを使っています。システム設定の「一般」にある「ストレージ」に出ている数字です(2026年10月13日・macOS 27.0)。

ストレージの画面の項目使っている容量
macOS47.06GB
うち、Apple Intelligence22.89GB
システムデータ44.03GB

macOSの47.06GBのうち、22.89GBはApple Intelligence(Macに入っているAppleのAI機能)のデータです。

Appleサポートの「次世代のApple Intelligenceの入手方法」のページには、M3以降でメモリが12GB以上のMacでは最大14GBのストレージが必要、とあります。自分のMac miniには、それより大きい数字が出ています。

システムデータは、44.03GB。Appleサポートの「Macストレージの空き領域を増やす」のページでは、ほかの特定のカテゴリに当てはまらないファイルが使っている容量、と説明されています。

言のハト
言のハト
Apple Intelligenceが増えたことで、そこそこデフォルトでとられるようになってしまいました。(不可避)なので、実質200GBくらいです。

外付けのSSDに置けるもの、置けないものは?

内蔵が足りなくなったら、外付けのSSDがあります。ただ、何でも置けるわけではありません。

動画の素材とローカルLLMのモデルは、外付けに置けます。アプリとゲームは、条件があります。

外付けのSSDに、置けるもの・置けないもの。動画の素材は置ける。ローカルLLMのモデルは、置き場所を設定で変えれば置ける。App Storeのアプリは1GBより大きいものだけで、つないでいないあいだは開けない。ゲームの追加データは内蔵に入っていた(鳴潮で約98GB・MacBook Proでの確認)

買うときは、据え置きのMac miniなら外付けを挿しっぱなしにできる、と考えて256GBにしました。

ストレージは、外に出せる。持ち運ぶMacは開くたびにケーブルを挿すことになり、横からぶら下がるので、本体を1TB以上にする。据え置きのMac miniは一度置いたら動かず、挿しっぱなしでいいので、256GBのまま

届いて3週間たったいまも、外付けのSSDはつないでいません。

つないでいるのは、Wokyisの、5インチの画面が付いたMac mini用のドッキングステーションです。ディスプレイやマイクは、これを通して使っています。M.2のSSDを入れるスロットも付いているので、容量が足りなくなったら、ここに足せます。

動画の素材のようなファイルは、外付けに置けば十分です。

ローカルLLMのモデルも、外付けに置けます。Ollama公式のFAQにある「How do I set them to a different location?」の項目に、モデルの置き場所を変える方法が載っています。OLLAMA_MODELSという環境変数(ソフトの動きを決める設定値)に、置きたいフォルダを指定します。自分のMac miniでは、いまのところ内蔵に置いたままです。

アプリは、外付けに置ける条件が決まっています。Appleサポートの「容量の大きいアプリを別のディスクにダウンロードおよびインストール」のページによると、App Storeの設定で外付けに入れられるのは、1GBより大きいアプリです。

外付けのディスクは、APFS(Macの標準のフォーマット)にしておく必要があります。つないでいないあいだは、そのアプリを開けません。

ゲームは、アプリ本体のほかに、あとからダウンロードするデータがあります。自分のMacBook Proに入っている鳴潮(オープンワールドのゲーム。App Storeから入れたもの)は、アプリ本体が約60GB。あとからダウンロードされたデータが、約98GBでした。

この約98GBは、ホームフォルダの中、つまり内蔵のSSDに入っています。アプリ本体を外付けに入れたときに、こちらも一緒に移るかは試していません。

言のハト
言のハト
外付けで十分なもの(動画編集素材とか)であればまったく問題ないです。
ゲームとか、外部SSDに置くと問題になる(そもそも外付けに置けないものもある)人は確実に盛るべきです。

いまM6 Mac miniを買うなら、SSDは512GBにする?

512GBにすると、Apple Storeの「Mac miniを購入」ページでM6を選んだ先の画面で、36,000円の追加です(2026年10月12日時点)。

自分は、256GBのままにします。

16GBのMac miniでOllamaがAIに回した枠は、12.7GBでした。これより大きいモデルは、入れても机からはみ出します。

言のハト
言のハト
自分の用途だと足りてるので、不要です。
16GBで動くモデルは限られてるので、増えることもないでしょうし…

とはいえ、メモリを32GBにするなら、話が変わります。載るモデルが増えるからです。

買う前の見積もりだと、増えるのは、1つで14GBから20GBあるモデルです。gpt-oss 20B、Qwen3.8の27B、Qwen3の30Bと32Bを全部入れると、71GBになります。

言のハト
言のハト
32GBにするなら、載るモデルも増えるので、SSDも増やしたほうがいいです。
ただ、そうなってくるとM5 Proとかも検討する金額になってしまうというジレンマ…

下取りに出す計算だったMacBook Air(M1)は、どうなった?

まだ手元にあります。出すかどうか、迷っています。

予約したときは、MacBook Air(M1)を下取りに出す計算をしていました。査定額は52,000円で、149,800円から引くと97,800円になる計算です。

Mac miniが届いたいまも、Airはまだ手元にあります。
集荷の依頼まではしたのですが、正直なところ、いまだに迷っています。

検証に使える、というのもそうですが、いまはもう無い、くさび形(手前に向かって薄くなる形)のデザインに愛着があるんですよね。あれぞAir、という形なので。

それに、ストレージが1TBでメモリが16GB、しかもUSキーボードというMacBook Air(M1)は、もう市場でまず手に入りません。少なくとも、52,000円で買えるスペックではありません。どうしたものか。

M6 Mac miniの最小構成は、どんな使い方なら足りる?

軽い仕事を任せる2台目なら、16GB・256GBで足りています。

使い方自分ならこうする
軽い仕事を任せる2台目(自分はこれ)16GB・256GBのまま
ローカルLLMを動かしたいメモリを盛る。32GBにするなら、SSDも増やす
ゲームなど、外付けに置けないものが多いSSDを増やす
これ1台をメインにして、全部やるメモリは最低24GB。予算が許せば32GB

メモリを盛るかどうかの決め方は、「M6 Mac miniを最小構成(16GB・256GB)にした5つの理由」の記事に書いています。

むすびに

届いて3週間使ったいまも、自分の用途では、メモリもSSDも足りています。いま買い直すとしても、SSDは256GBのままにします。

ただ、SSDの空きは61GBです。ローカルLLMのモデルを入れる人や、外付けに置けないものが多い人は、買うときに増やしておいたほうがいいと思います。

この記事が、構成を決めるときの参考になれば幸いです。

それではまた。

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