野田洋次郎が提供・コラボした曲一覧【RADWIMPS・illion】

RADWIMPSの中心人物、野田洋次郎。
楽曲の作詞作曲を手がけ、自身がボーカル、ギター・ボーカル、ピアノボーカルを務める多機能で多才なフロントマン。
ソロではillion名義で活動していましたが、こちらは2017年のアルバム『P.Y.L』のDeluxe Editionと配信曲「BANKA」を最後に新作が止まっています。かわりに2024年9月には、本名の野田洋次郎名義で初めてのソロアルバム『WONDER BOY’S AKUMU CLUB』を出しました。コラボ・曲提供などプロデュース面でも、いかんなく才能を発揮しています。
ここでは彼が提供した曲や、コラボした曲を全て紹介したいと思います。後半には、RADWIMPS名義でゲストを迎えた曲もまとめました。
※2026年10月9日更新。2018年以降に増えた曲を追記し、表示されなくなっていた埋め込みを外しました。
もくじ
Toggle提供曲
Chara『ラブラドール』
2008年にリリースされたCharaの『honey』に収録されている作品。
野田洋次郎節が溢れんばかりですが、さすが「それはChara」と言わんばかりに綺麗に昇華しています。ばかりばかり。
Chara独特の切ない歌い上げは野田洋次郎にない儚さを感じさせてくれます。
また、この楽曲には、BUMP OF CHICKENの直井由文(チャマ)もレコーディングに参加しています。ギターに西川進、キーボードには蔦谷好位置、ドラムに金子ノブアキ(RIZE)、という豪華なメンツで収録されています。なんてこったい。
ハナレグミ『おあいこ』
2015年にリリースされたハナレグミの『What are you looking for』に収録されています。ハナレグミとしては約四年ぶりのオリジナル・アルバムのリリースでした。
シンプルな言葉で構成される楽曲ですが、シンプルながらも深みがある曲です。永積崇のエモーショナルな歌声と、野田洋次郎お得意ピアノストリングスのバラードの噛合が素晴らしい作品。
Aimer『蝶々結び』
2016年にリリースされ、アルバム『Daydream』にも収録されている曲。野田が2016年のシングル発売時にSony Musicの特設ページへ寄せたコメントによると、Aimerの声を初めて聴いたのは3、4年前に知り合いからもらったCDで、声だけでこの人のことが好きだと思ってしまったそうです。大切なこの曲をAimerに歌ってもらえて嬉しかった、とも書いています。
片方が大きすぎてもダメ、片方が小さすぎてもダメ。そんな人間関係の難しさを蝶々結びになぞって展開される野田洋次郎ワールド、流石です。何かにくるまれているような暖かいAimerの歌声がよくマッチしてます。
ただ、後半で野田洋次郎自身も普通に歌ってるのは少々やりすぎな気もしました。いいとこ全てもっていってしまうやないかーいという気持ちも少なからずあったのですが、みなさんはどう思ったでしょうか?
ちなみにAimer(エメ)はフランス語で「好き」という意味。
シングルのカップリングには、Aimerによる「セプテンバーさん」のカバーも入っています。
さユり『フラレガイガール』
2016年12月にリリースされたシングル。フラレガイガール。振られがいがある(ガール)。問題ガールなどと同じようにガールとがある(◯◯がある)をかけあわせた造語。アップから始まるPVには度肝を抜かれた方も多いのではないのでしょうか。
歌詞は振られた女の子の歌ですが、提供は野田洋次郎、男性。立場がいつもからすこし変わって、女性目線になっているのがポイントでしょうか。女性目線といえど、野田洋次郎はもとより、恋愛における表現は男女問わずぶっとんでいるので、フラレガイガールを聴いた時も、あぁよーじろーの歌詞だ、と安心しました。いい意味でぶっとんでます。行き過ぎ愛情・哀情表現。
野田本人が2016年11月にダ・ヴィンチWebへ寄せたコメントによると、この曲は歌詞と曲が先にできていて、しばらく「この歌の持ち主」を探していたところ、たまたま隣のレコーディングスタジオにいたさユりからもらったCDを聴き直して決めたそうです。
余談ですが、「さユり」を初めてみたのは数年前のミューレボ(music revolution)の決勝でした。福岡代表として『るーららるーらーるららるーらー』を弾き語りでしている映像で、当時はとんでもない弾き語りガールが来たと興奮したのですが、どこを探しても見つからないのは、あれを黒歴史だと判断してしまったのでしょうか?機会があればもう一度見たい。
adieu『ナラタージュ』
2017年8月24日に配信、同年10月公開の映画『ナラタージュ』の主題歌として、当時17歳の現役高校生だったadieu(アデュー)に提供された曲。adieuの正体は、のちに女優の上白石萌歌だと公表されました。RADWIMPS3,4あたりを彷彿とさせるメロディを雰囲気を持ったバラードナンバーで、サウンド面では新しさもありつつどこか懐かしさを感じます。
上にあげていた方々が個性的で特徴的な声に対し、adieuさんの声は万人受けする透き通った声ですね。どこか上白石萌音の『なんでもないや』を思い出しました。どちらも透明感と、どこか優しさのある声。
清原果耶(大野奈々)『気まぐれ雲』
2019年1月公開の映画『デイアンドナイト』の主題歌です。歌うのは清原果耶で、劇中の役名「大野奈々」の名義。野田が作詞・作曲・プロデュースを担当したことは、ロッキング・オンが2019年1月23日に伝えた記事にあります。公式のフルMVはなく、上の映像は日活の公式チャンネルにあるPV予告です。フルサイズはApple Musicの「気まぐれ雲」で聴けます。
上白石萌音『一縷』
2019年10月14日に配信された、映画『楽園』の主題歌です。歌うのは上白石萌音。『君の名は。』で「なんでもないや」を歌った彼女に、今度は野田が曲を書き下ろしました。作詞・作曲・プロデュースとも野田です。リアルサウンドが配信日に公開した上白石萌音のインタビューでは、野田と組んだときの感覚を本人が語っています。
なえなの『うあのそら』
2023年6月28日に配信された、なえなののデビューシングルです。SNSの総フォロワー数700万人のインフルエンサーの歌手デビュー曲を、野田が作詞・作曲・プロデュースで手がけました。Billboard JAPANが2023年6月28日に伝えた記事で確認できます。
十明『灰かぶり』
2023年7月5日に配信された、十明(とあか)のデビュー曲です。十明は『すずめの戸締まり』の主題歌「すずめ feat.十明」で、新海誠監督とRADWIMPSにボーカルとして抜擢された人です。この曲は十明自身の作詞・作曲で、野田はプロデュースと、knoak(Nobuaki Tanaka)との共同編曲で関わっています。映画主題歌から一転してダークでミニマルなトラックだと、THE FIRST TIMESが2023年7月5日に伝えた記事にあります。2024年2月のEP『僕だけの愛』も全曲に野田がプロデュースで参加しています。
JIN(BTS)『With the Clouds』
2025年5月16日に出たJIN(BTS)の2ndソロアルバム『Echo』の5曲目です。コリア・タイムズが2025年5月に載せたアルバムレビューは、この曲でJINがRADWIMPSの野田洋次郎とタッグを組んだと書いています。作詞・作曲のどこまでが野田なのか、内訳までは公表資料で確認できていません。公式MVはなく、上の映像はBANGTANTVのライブクリップで、「To Me, Today」との2曲入りです。音源はApple Musicの「With the Clouds」で聴けます。
SixTONES『Stargaze』
2025年7月6日に配信、9月10日にCDが出たSixTONESのシングルで、『高校生クイズ』の応援ソングです。野田が作詞・作曲・アレンジまで手がけました。ORICON NEWSが2025年6月29日に載せたメンバーのコメントによると、この話は「結構前から動いていた」そうです。
TENBLANK(佐藤健)『Glass Heart』ほか
2025年7月31日に配信されたアルバム『Glass Heart』は、Netflixドラマ『グラスハート』の劇中バンドTENBLANK(ボーカルは佐藤健)の作品です。野田はタイトル曲「Glass Heart」と「永遠前夜」の作詞・作曲、「旋律と結晶」の作詞(作曲は飛内将大)を担当しました。リアルサウンドが2025年7月2日に伝えた記事によると、「Glass Heart」は「かつてないサウンドを生み出してほしい」という製作陣の依頼に応えて書き下ろしたものです。「旋律と結晶」はWarner Music Japanの公式リリックビデオで聴けます。
コラボ曲
大竹しのぶ『チューリップのアップリケ』(デュエット)
2014年12月24日に出た大竹しのぶのデュエットアルバム『歌心 恋心』の6曲目です。大竹しのぶ×野田洋次郎の名義で、岡林信康の曲をカバーしています(編曲は佐藤準)。男性アーティスト11組とのデュエット集で、野田のほかに斉藤和義、甲本ヒロトらが参加しました。配信は見つからなかったので、聴くならタワーレコードの『歌心 恋心』の商品ページからCDを探してください。
SOIL&”PIMP”SESSIONS『ユメマカセ』
2017年リリースされた、世界でも活躍するジャズロックバンドSOIL&”PIMP”SESSIONSとのコラボ。
野田洋次郎の言葉選びのセンスの高さがいかんなく発揮された作品。RADWIMPS初期からのこうした言葉遊びの巧みさは垣間見せていましたが、illion含め、最近はさらに広がったジャンルを吸収して咀嚼して昇華させているように思えます。
正式な曲名は「ユメマカセ feat. Yojiro Noda」で、野田が名前を出してフィーチャリングボーカルを務めた曲です。ほかのアーティストと歌で共演したのはこれが最初ではなく、3年前の2014年に大竹しのぶのデュエットアルバムで一緒に歌っています(上で紹介)。(Aimerの蝶々結びでも歌っていますが、あれはあくまで提供なのでノーカウントで)
kZm『追憶 feat. Yojiro Noda』
2020年4月22日に出たラッパーkZmの2ndアルバム『DISTORTION』の収録曲で、野田がフィーチャリングで参加しています。プロデュースはChaki Zulu。上の音源はレーベルbpm tokyoの公式チャンネルのものです。
米津玄師『PLACEBO + 野田洋次郎』
2020年8月5日発売の米津玄師の5thアルバム『STRAY SHEEP』の収録曲です。曲名に名前が入る形で野田が参加しました。リアルサウンドが2020年6月12日に伝えた記事に載った野田のコメントによると、二人の出会いは2015年11月4日のRADWIMPSの対バンツアーで、彼の声と自分の声が重なったときに想像をはるかに超えて混じり合い響きあうのを感じた、とあります。
野田洋次郎『EVERGREEN feat.kZm』
これは逆に、野田のソロ曲にkZmを迎えた形です。2024年9月25日に出た野田洋次郎名義の初ソロアルバム『WONDER BOY’S AKUMU CLUB』の3曲目で、同じアルバムには『龍が如く7外伝 名を消した男』のテーマ曲としてアメリカのラッパーJ.I.Dと作った「KATATOKI」も入っています。収録内容はタワーレコードが2024年6月28日に載せた特集ページにまとまっています。
Peterparker69『Hey phone (feat.野田洋次郎)』
2025年2月19日に配信された、Peterparker69の曲です。野田はフィーチャリングゲストとして歌い、リリックはJeterと野田、作曲は3人全員のクレジットだとKAI-YOUが2025年2月に伝えた記事にあります。
Ye(カニエ・ウェスト)『BULLY』収録の5曲
2026年3月27日にリリースされたYe(カニエ・ウェスト)の12枚目のアルバム『BULLY』に、野田が参加していました。ORICON NEWSが2026年3月30日に伝えた記事によると、野田自身がXで明かしたもので、2024年10月ごろに東京で友人経由でYeに呼ばれ、ひと晩アレンジを加えるだけのはずが生音レコーディングを手伝うことになり、最終的に「BEAUTY AND THE BEAST」「WHITE LINES」「CIRCLES」「HIGHS AND LOWS」「BULLY」の5曲で使われました。クレジットはBand Leader/Band Producerです。公式のMVは見つからなかったので、Apple Musicの『BULLY』で聴けます。
RADWIMPS名義でゲストを迎えた曲(feat.)
ここからは野田個人ではなく、RADWIMPSの曲にゲストのボーカルやラッパーを迎えたものです。2018年のアルバム『ANTI ANTI GENERATION』以降の分をまとめました。
RADWIMPS『IKIJIBIKI feat.Taka』
2018年12月12日発売のアルバム『ANTI ANTI GENERATION』の4曲目で、ONE OK ROCKのTakaを迎えた曲です。公式MVはないので、上はYouTubeにある公式の音源です。
RADWIMPS『泣き出しそうだよ feat.あいみょん』
同じ『ANTI ANTI GENERATION』の13曲目。あいみょんを迎えた曲で、公式MVがあります。
RADWIMPS『TIE TONGUE feat.Miyachi, Tabu Zombie』
同じアルバムの14曲目。NY在住のラッパーMiyachiと、ユメマカセで共演したSOIL&”PIMP”SESSIONSのタブゾンビ(Tabu Zombie)を迎えています。上はYouTubeにある公式の音源です。
RADWIMPS『グランドエスケープ (Movie edit) feat.三浦透子』
2019年7月19日発売のアルバム『天気の子』に入った、新海誠監督の映画『天気の子』の主題歌です。女優の三浦透子をボーカルに迎えました。上はYouTubeにある公式の音源で、feat.三浦透子の表記はユニバーサルミュージックが2019年7月2日に出した主題歌5曲の発表のとおりです。
RADWIMPS『祝祭 (Movie edit) feat.三浦透子』
同じ『天気の子』の主題歌5曲のうちの1曲で、こちらも三浦透子がボーカルです。公式MVがあります。
RADWIMPS『うたかた歌 feat.菅田将暉』
2021年8月6日に配信された、山田洋次監督の映画『キネマの神様』(松竹映画100周年記念作品)の主題歌です。映画に出演している菅田将暉を迎えました。配信日と主題歌の件はBillboard JAPANが2021年8月3日に伝えた記事にあります。
RADWIMPS『SHIWAKUCHA feat.Awich』
2021年11月23日発売のアルバム『FOREVER DAZE』の収録曲で、ラッパーのAwichを迎えました。同じアルバムには上の「うたかた歌 feat.菅田将暉」と、次の「Tokyo feat.iri」も入っています。
RADWIMPS『Tokyo feat.iri』
同じ『FOREVER DAZE』の収録曲で、シンガーのiriを迎えています。公式MVはなく、上はRADWIMPS公式チャンネルの音源です。
iriは、2025年11月19日に出たメジャーデビュー20周年のトリビュートアルバム『Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-』でも「ふたりごと」をカバーしています。ORICON NEWSが発売日に載せた収録曲一覧によると参加は全14組で、この記事に出てきたハナレグミと上白石萌音も入っています。
あのトリビュートアルバム、ほんと最高でした。青春が詰まってた
RADWIMPS『すずめ feat.十明』
2022年9月30日に配信された、新海誠監督の映画『すずめの戸締まり』の主題歌です。新海誠とRADWIMPSのタッグはこれで3作目。ボーカルは、この主題歌のために新海誠監督とRADWIMPSに抜擢された十明です。配信日はロッキング・オンが2022年9月29日に伝えた記事にあります。
RADWIMPS『KANASHIBARI feat.ao』
2023年4月18日に配信された、テレビ朝日系ドラマ『unknown』(高畑充希×田中圭)の主題歌です。「絶望的なラブソングを」というドラマ側のキーワードから作られ、当時16歳のシンガーソングライターaoをフィーチャリングボーカルに迎えたと、Billboard JAPANが2023年4月12日に伝えた記事にあります。
RADWIMPS『大団円 feat.ZORN』
Jリーグ30周年の記念アンセムとして書き下ろされた曲で、ラッパーのZORNを迎えています。ぴあが2023年5月14日に伝えた記事によると、この日に国立競技場のJ1の試合前セレモニーでZORNと初披露され、配信は7月4日でした。再録版の「大団円 feat. ZORN (Anew Version)」もあります。
むすびに
RADWIMPS、illionとしても活動する中で、楽曲提供やコラボ、俳優業もこなす野田洋次郎。多忙を極めていそうですが、楽曲のクオリティは決して衰えていません。
と言いたい所ですが、「前前前世」や、「人間開花」の楽曲等、RADWIMPS感というのは段々と減っているようにも感じるのも否めない。それでもRADはRADで野田洋次郎は野田洋次郎なのは間違いないので気長に。
「ラブラドール」と「おあいこ」は野田洋次郎が依頼されて提供したのに対し、「フラレガイガール」は楽曲を創ってから歌う人を探したというのも少し違いがありますね。少し意識して聴くと面白いかもしれません。
それではまた。


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