音楽

野田洋次郎が提供・コラボした曲一覧【RADWIMPS・illion】

RADWIMPSの中心人物、野田洋次郎。
楽曲の作詞作曲を手がけ、自身がボーカル、ギター・ボーカル、ピアノボーカルを務める多機能で多才なフロントマン。

 illionとしてソロプロジェクトもしている野田洋次郎。コラボ・曲提供などプロデュース面でも、いかんなく才能を発揮しています。

ここでは彼が提供した曲や、コラボした曲を全て紹介したいと思います。

提供曲

Chara『ラブラドール』

 2008年にリリースされたCharaの『honey』に収録されている作品。
 野田洋次郎節が溢れんばかりですが、さすが「それはChara」と言わんばかりに綺麗に昇華しています。ばかりばかり。

 Chara独特の切ない歌い上げは野田洋次郎にない儚さを感じさせてくれます。

 また、この楽曲には、BUMP OF CHICKENの直井由文(チャマ)もレコーディングに参加しています。ギターに西川進、キーボードには蔦谷好位置、ドラムに金子ノブアキ(RIZE)、という豪華かメンツで収録されています。なんてこったい。

ハナレグミ『おあいこ』

 2015年にリリースされたハナレグミの『Waht are you looking for』に収録されています。ハナレグミとしては約四年ぶりのオリジナル・アルバムのリリースでした。

 シンプルな言葉で構成される楽曲ですが、シンプルながらも深みがある曲です。永積崇のエモーショナルな歌声と、野田洋次郎お得意ピアノストリングスのバラードの噛合が素晴らしい作品。

Aimer『蝶々結び』

 2016年にリリースされ、アルバム『Daydream』にも収録されている曲。元々は野田洋次郎が作り、数年温めていた曲で、それに合うアーティストを探していた(現れるのを待っていた)ところにAimerという存在が飛び込みました。

 片方が大きすぎてもダメ、片方が小さすぎてもダメ。そんな人間関係の難しさを蝶々結びになぞって展開される野田洋次郎ワールド、流石です。何かにくるまれているような暖かいAimerの歌声がよくマッチしてます。
 

 ただ、後半で野田洋次郎自身も普通に歌ってるのは少々やりすぎな気もしました。いいとこ全てもっていってしまうやないかーいという気持ちも少なからずあったのですが、みなさんはどう思ったでしょうか?

 ちなみにAimer(エメ)はフランス語で「好き」という意味。


Aimerによるセプテンバーさんのカバー。

さユり『フラレガイガール』

 2016年12月にリリースされたシングル。フラレガイガール。振られがいがある(ガール)。問題ガールなどと同じようにガールとがある(◯◯がある)をかけあわせた造語。アップから始まるPVには度肝を抜かれた方も多いのではないのでしょうか。

 歌詞は振られた女の子の歌ですが、提供は野田洋次郎、男性。立場がいつもからすこし変わって、女性目線になっているのがポイントでしょうか。女性目線といえど、野田洋次郎はもとより、恋愛における表現は男女問わずぶっとんでいるので、フラレガイガールを聴いた時も、あぁよーじろーの歌詞だ、と安心しました。いい意味でぶっとんでます。行き過ぎ愛情・哀情表現。

『そろそろ種明かししにきてよ』は、一度聴いたら忘れないキラーフレーズですね。

 余談ですが、「さユり」を初めてみたのは数年前のミューレボ(music revolutuion)の決勝でした。福岡代表として『るーららるーらーるららるーらー』を弾き語りでしている映像で、当時はとんでもない弾き語りガールが来たと興奮したのですが、どこを探しても見つからないのは、あれを黒歴史だと判断してしまったのでしょうか?機会があればもう一度見たい。

adieu『ナラタージュ』

 

 2017年10月リリーズ、17歳の現役高校生のadieu(アデュー)に提供された曲。RADWIMPS3,4あたりを彷彿とさせるメロディを雰囲気を持ったバラードナンバーで、サウンド面では新しさもありつつどこか懐かしさを感じます。

 上にあげていた方々が個性的で特徴的な声に対し、adieuさんの声は万人受けする透き通った声ですね。どこか上白石萌音の『なんでもないや』を思い出しました。どちらも透明感と、どこか優しさのある声。

コラボ曲

SOIL&”PIMP”SESSIONS『ユメマカセ』

 2017年リリースされた、世界でも活躍するジャズロックバンドSOIL&”PIMP”SESSIONSとのコラボ。

 野田洋次郎の言葉選びのセンスの高さがいかんなく発揮された作品。RADWIMPS初期からのこうした言葉遊びの巧みさは垣間見せていましたが、illion含め、最近はさらに広がったジャンルを吸収して咀嚼して昇華させているように思えます。

 実は、野田洋次郎がボーカルとして他者アーティストとコラボするのはこの作品が初めて。(Aimerの蝶々結びでも歌っていますが、あれはあくまで提供なのでノーカウントで)

むすびに

 RADWIMPS、illionとしても活動する中で、楽曲提供やコラボ、俳優業もこなす野田洋次郎。多忙を極めていそうですが、楽曲のクオリティは決して衰えていません。

 と言いたい所ですが、「前前前世」や、「人間開花」の楽曲等、RADWIMPS感というのは段々と減っているようにも感じるのも否めない。それでもRADはRADで野田洋次郎は野田洋次郎なのは間違いないので気長に。

 「ラブラドール」と「あおいこ」は野田洋次郎が依頼されて提供したのに対し、「蝶々結び」と、「フラレガイガール」は、楽曲を創ってから提供する人を探したというのも少し違いがありますね。少し意識して聴くと面白いかもしれません。

 それではまた。

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