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Macでもペンが使えて、スイッチも遊べちゃうモバイルディスプレイ【LUNE 4Kポータブルモニター】

「自分専用のモニターがほしいなぁ」
「持ち運びができてキレイなものがいいな」
「気軽に使えるサブのディスプレイがほしいな」

モバイルモニターはひとつあると便利なもの。
リモートワークや在宅が増えた今、その思いは日に日に強くなり、いくつか検討していました。

数ある中でも面白いモバイルモニターを今回はご紹介。

『LUNE 4K モバイルモニター』です。

大きな特徴としては

  • 業界初のMacOSへのタッチパネル対応
  • (Windows、Androidも対応)

  • 業界初のスタイラスペンに対応していること
  • ケーブル一本で使える気楽さ
  • Nintendo SwitchのDockとしての役割も持っている
  • 4K液晶で解像度高め

などです。

今回、先行レビューという形でご提供頂きました。
現在、Makuakeにてクラウドファンディング中なので、興味のある方は是非。
こちらから飛べます。

LUNEの概要 / 特徴

付属品

付属品は「4Kディスプレイ本体」

4Kディスプレイ本体

「保護フィルム(アンチグレアタイプ)」

アンチグレアタイプが付属

「HDMI to mini HDMIケーブル」「USB TypeC to Type Cケーブル」
「USB TypeA to Cケーブル」「スタイラスペン」「クリーニングクロス」「ユーザーマニュアル」「20Wの電源アダプタ」が付属しています。

ケーブル類一式
言のハト
言のハト
基本的なケーブル類は同梱されているので、追加で買い揃える必要はないですね。
電源アダプタに関しては30Wを超えるものになる可能性もあるようです。
今回ご提供頂いたのが、プロトタイプのものなので製品版では少し変わる可能性もあります。

もともとの本体液晶は光沢仕様なのですが、付属しているフィルムがアンチグレアのものなので
非光沢液晶が好きな人はフィルムを貼ればOKです。

言のハト
言のハト
個人的にはディスプレイはなるべく非光沢にしておきたいので、選べる仕様なのは嬉しいポイントでした。
表面はロゴなど何もなくてシンプル

表面はロゴや文字は一切なく、とてもシンプル。ベゼルも小さめ。

裏面にちょっとロゴ

裏の目立たない場所にちょこっとロゴがあります。

大体、中間

サイズは14インチと15.6インチの二種類が用意されていて、今回紹介しているのは15.6インチサイズ。横35cm、縦22cmです。
大体MacBook13インチと、16インチの中間のサイズといったところ。

IPS液晶で角度によるムラはない

解像度は最大4Kまで対応で、MacBookAirでも4Kの出力が可能です。
また、IPS液晶なのでどの角度からみても発色にムラがありません。キレイ。

左側の端子類はこんな具合

端子類は、左側に「USB-Type C」が2つと、「mini HDMI端子」が1つ。

右側

右側には「micro USB」と「イヤホンジャック」と「ボタン」がそれぞれ1つずつあります。
このボタンを押すことでメニューが表示され、ディスプレイの輝度や色味などをタッチで操作することができます。

言のハト
言のハト
結構直感的にいじれるので楽です。ホントに楽。
端子類がスタンドになるよ

なおかつ、この端子類の部分がスタンドの役割も担ってくれるので、このまま自立します。
角度の自由度も高めなので、使いやすい角度に簡単に調整できます。

自由度高め

だいたい90度〜から倒れるまで、どの場所でも止めることができる自由度。

縦置きもできます

さらに自動回転にも対応していて縦置きにも対応しています。

上下反転ももちろん対応

もちろん下に向けたら上下も反転します。

ディスプレイの薄さ

薄さはディスプレイ部分のみなら5.6mm。

端子類も含めた薄さ

端子類の部分も含めると13.6mmほどです。かなり薄めですね。

一本グランプリ

MacBookAirやMacBookProなどでは、ケーブル一本で繋がります。
これ、かなり便利。

Mac OSでもタッチスクリーンが使えるよ

MacOSでもタッチパネルに対応してます。
ここ業界初ポイントです。
スタイラスペンにも対応していて、こちらも業界初ポイント。

MacOSでタッチスクリーンができるのは業界初
スイッチのDockの役割まで持ってます

さらにNintendo Switchも簡単に接続することができます。

ゲーム機などの場合は別で給電をする必要があるのですが、
18W以上の給電ができるならモバイルバッテリーでも動きます。

18W以上であればモバイルバッテリーでも動く ただし注意点もある

ただ、後に説明しますが、ちょっと注意点もあります。

なんにせよHDMIケーブルなどを使わず、タイプCで出力できるのはかなり嬉しいポイントです。
(映像伝達に対応したTypeCケーブル)

オプションでケースもあります

標準付属ではないのですが、ケースもオプションで用意されていて、持ち運ぶ時に使えます。

公式での基本スペックはこんな具合です。

画像引用:製品ページより

実際の使用感/ 感想

感想としては率直に「気軽で便利」です。

PCであればケーブル一本で使えるので、これはかなり気軽でGood。
特に設定はいらず、繋げばすぐに使えます。

一本で繋がる気軽さ

縦置きに対応しているので、縦長の作業(コーディングなど)をする場合などに役立ちますね。

ディスプレイの発色も良く、解像度も最大4Kに対応してるので、十分にキレイ。

タッチパネルはやっぱり楽

タッチスクリーンはやっぱり楽

タッチパネル対応でメニュー設定が楽なのが個人的には嬉しいです。
ダイヤルやボタンで設定を変えるタイプのモニターも使っているのですが、
地味に操作が複雑だったり難しかったりと、ちょっとしたストレスの原因になっていたので、タッチ操作ができるのはかなり楽です。

ちょっとしたタブレット感覚

さらに業界初で、MacOSにもタッチスクリーン対応。
このおかげで書類への赤入れだったり、ノートアプリの修正など、トラックパッドやマウスではもどかしい作業を気軽にできます。

スタイラスペンも業界初

タッチスクリーンやスタイラスペンの精度はiPadとApple Pencilほどではないと感じましたが、実用の範囲内かなと思います。
ただ正直、ガッツリ絵を書くとか、ガッツリ文字を書くという用途にはあまり向いてないと思うので、あくまで補助的な立ち位置だと考えたほうがよいと思います。

Nintendo SwitchもTypeCケーブルで繋いで大画面で遊べるのは嬉しい。
別で給電は必要になるのですが、18W出力ができるのであれば、モバイルバッテリーでも遊べます。どこでも大画面。

HDMI端子があるデバイスならSwitch以外にももちろん対応しています。

遅延を感じることもない

ゲームの遅延もほとんど感じられなかったです。
僕自身結構ガッツリゲームをする人間で、ディスプレイの応答速度はかなり重要視するのですが、そんな自分でも特に問題ないと感じました。

スマブラやスプラトゥーンも特に問題なく使えます。
ガチガチのオフ勢からするともしかしたら物足りない可能性はあるかもしれないのですが、セミガチ勢(?)的な目線ではOKです。

ほとんどの方は全く気にならないくらいスムーズかと思います。

また、FreeSync機能を搭載しているので、Freesyncに対応したGPUを積んだデバイスを使うときも安心。

Freesync:GPUとディスプレイの描画のズレを補正する機能 
ディスプレイ側のリフレッシュレートと、GPUの処理が食い違うことがあり、その差分をディスプレイ側で調整することができるもの

注意点 / 気になった点

かなり満足度が高い製品なのですが、気になる点もお伝えしておきます。

色の発色

まず色の発色です。あくまで自分の場合MacOSでの環境下の話ですが、
デフォルトの状態だとPCとの色味が結構違います。

ディスプレイ側のタッチスクリーンで、HDRをオンにしたり、RGBをいじったり、テーマモード(プリセット)を選べるのですが、MacOSのディスプレイの色を再現することが中々に難しいです。

Mac本体側でも設定しようと試みたのですが、難しかったです。
(色域的にもしかしたら完全再現は不可能かもしれないです)

言のハト
言のハト
僕個人の設定の技量不足感も否めないのですが、PCと同じような色の再現をするのは難しいと感じたので「写真編集や、映像の色を細かく調整する人の場合」は少しだけ注意が必要かなと思いました。
とはいえ、普通のウェブサーフィンだったり、書類の作成などの通常用途での使用や、
ゲームなどの発色はとてもキレイなので、そこは安心して楽しめるかと思います。

ディスプレイの設定問題

もう一つが、ディスプレイの設定問題。
PCなどはケーブル一本でつなげることができるのが特徴の1つなのですが、
輝度などをあげすぎるとディスプレイが落ちます。

具体的には輝度を80後半〜90以上に上げたりするとディスプレイが落ちます。

給電なしだと輝度を上げすぎると落ちます

ディスプレイが落ちてからもう一度つなげて直してみても「輝度など設定が保持された状態」になります。

つまり、「給電がないと設定を変えることができず、ディスプレイが表示されない = ディスプレイが落ち続ける」という現象が起こります。

※毎回起こるわけではないです

Intel版のMacBookではあまり起こらなかったのですが、M1のMacBookAirではそれなりの頻度で発生しました。
ディスプレイの設定をもう一度やりなおす場合は、30W以上の給電をしないとうまく動作しませんでした。

30W以上の給電をすれば問題は解決です。

Switchでも起こる

また、このディスプレイの設定問題は任天堂スイッチでも似た現象が起こります。
たとえば18Wでもディスプレイは使えるのですが、その場合に輝度を上げると、例のごとくディスプレイが落ちます。

そうなった時に18Wで再接続しても、ディスプレイが表示できず再設定ができなくなってしまいます。
それを解消するためには30W以上の給電をして設定をしなおす必要があります。
なので、「30W以上の給電ができない状態」では、むやみに輝度や、ディスプレイの色味をいじらないほうがいいかと思いました。

18W以上のアダプターや、モバイルバッテリーであればもちろん動くのですが、
もしそれしか電源がない場合は設定をいじりすぎないようにしたほうがよいです。つけなおすことができなくなってしまいます。

言のハト
言のハト
安定して使いたい場合は「30W給電ができる環境」で使うことをオススメします。
ただ僕が今使っているのがプロトタイプのものなので、
もしかしたら、これら問題はの製品版では解消するかもしれないです。
もし同じような現象になった方がいた際の一応注意点としてお伝えしておきます。

一応この現象のことを問い合わせたのですが、販売元も同じような問題に直面していたらしいので、おそらく製品版では30Wのアダプタを付属する方向になるようです。

言のハト
言のハト
ちなみに「iPad Pro12.9インチ(2018年モデル)」もSwitchと同じ状態でした。
基本的には30W以上が安定です。

むすびに

良いです

最後に気になる点も上げたのですが、個人的にはかなり使いやすいモバイルモニターで気に入っています。4Kの高解像度ディスプレイで、ケーブル一本で使える気軽さ、業界初のMacOS対応のタッチスクリーンとスタイラスペン対応。Switchにも使える。ゲームの遅延も気にならない。

などといった具合で、利便性は非常に高いです。

言のハト
言のハト
最初ディスプレイが落ち続けた時はどうしようかと思いましたが、
解決方法がわかれば問題なく使えているので、そこは安心してもらって大丈夫です。

現在クラウドファンディングで支援募集中(応援購入)ができるので、ぜひご興味あればご検討ください。
こちらから飛べます。

モバイルモニターを探してる方のなにか参考のひとつになれば幸いです。

それではまた。では。

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