この度、iPad Pro 11インチを購入しました。iPad Proはずっと欲しかったのですが、今回のApple Pencil(第二世代)が非常に優秀だったため購入。
本体と同時に「Smart Keyboard Folio」も購入したのですが、静電式で別々に離して使えず、個人的に使い勝手が悪かったのでお蔵入りしました。
そこで「Smart Keyboard Folio」に代わる持ち運びに適したキーボードを探す旅に。
評価が高く、気になったものを3つを選び実際に使ってみて、その使い勝手をレビューします。
もくじ
持ち運びに適したベストキーボード選手権
今回のレビューのラインナップ
iClever Bluetoothキーボード
まずはこちら、「iClever Bluetoothキーボード」
デザイン性に非常に優れており、軽い(176g)です。今回紹介する中で、持っていて最もオシャレであると言っても過言ではないでしょう。
ただし、画像を見てもらえば分かる通り、特殊な角度(166度)をしており、慣れるまでが大変です。
また、折りたたみの仕様上、中心に数センチの空白があります。スペースキーもぱっくりわかれており、これには非常に苦戦しました。
”人間工学に基づいたデザイン”を謳っており、慣れると快適とあります。
しかし、他のキーボードもよく使う人は慣れてしまうと余計に混乱してしまうのではないでしょうか。自分の場合、パソコンや別(他所)のPCでもよく文章を打つので、この角度に慣れると普段のタイピングに影響が出そう(未遂)で長くは使えませんでした。
フルサイズであることはよいのですが、この中心が空いていることと、角度のついたデザインによってタイピングに難があり、非常に惜しいキーボード。
質感は素晴らしいので、より他のキーボードの使用感と互換があれば素晴らしかったなと思います。
悪い部分はほとんど”慣れ”で解決する問題なので、「デザインが好き」「とにかく薄いもの」を求めてる方には是非いちど手にとってみてほしいキーボードです。表面のすべすべした触感はとても気持ちがよいです。
キーストロークは浅めで、Smart Keyboard Folioほどではないですが、打鍵音は静かなほうです。
まだ手に取って試せてないのですが、まっすぐなモデルもあります。こちらも同じく中心にスペースがあるので、角度がついたモデルと使用感はあまり変わらないのかと想定しています。
Ewin 新型 Bluetoothキーボード 折りたたみ
続いてはこちらEwinの折りたたみキーボード。
今回紹介する中で最も軽いモデルです。(157g)たった数十グラムの差。しかし、每日運ぶことを考えれば、数グラムでも軽いことは正義です。
革のレザーカバー仕様で、こちらも肌触りが良いです。ちょっとした高級感が漂っており、ビジネスシーンでも違和感なく取り出せるデザインをしています。
開いた時のインパクトなどはあまり大きいものではないですが、総じてバランスのよい折りたたみキーボードです。
ほとんどフルサイズと変わらない打鍵感。長文も軽々打てます。(Yキーだけもたついてしまいますが)それながら、カバンに忍ばせやすいので、常に入れておける安心感があります。これが最も使用頻度が高いです。
こちらもキーストロークは浅めで、打鍵音はほとんどiCleverと同じです。すこしカチャカチャというレベルで、図書館などで使用しない限りまったく問題ない打鍵音です。
ブラウンカラーもあります。
Anker ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード
さて最後の一つですが、なんと普通にフルサイズのキーボードの紹介。持ち運びを想定しているのにフルサイズ。ですがご安心ください、このモデル、非常に軽いのです。(電池込でも200gと少し)
ガジェット好きな方なら一度はお世話になってるであろうAnkerのBluetoothキーボード。安心と信頼があり、このキーボードも想像していた以上に使いやすかったです。
特筆すべき点は、Apple純正のキーボード同様、ファンクションキーが何も押さずに機能します。(ほとんどの他社製キーボードはfnキーを押しながらで対応)
音楽の再生・音量の調整、ライトの光量の調整が、キーボードから簡単に行えます。macbookシリーズを日常的に使ってる人からすると、とても嬉しい仕様で純正同様の使い心地があります。
見た目もほぼ純正と遜色ない見た目で、デザイン性も非常に優れています。そして安い。(2000円を切っている)
ただし電源は内蔵しておらず、単4の乾電池を2本使用するスタイルです。「このご時世に乾電池…?」と抵抗があるかもしれませんが、普通に使用しても2ヶ月電池の交換なく使えております。値段も手頃なので、文句は言えません。
とにかく打ちやすい。バタフライキーボードになる前のMacBook airやMacBookProと同じ打鍵感です。(2015年以前のモデルの打鍵感とほぼ同じ)
ただし、打鍵感は満足なのですが、打鍵音は純正に軍配が上がります。純正に比べて少し安っぽい音がします。(2000円切ってるので安っぽいもなにもないのですが…)
また先に紹介した折りたたみの2つより若干打鍵音が大きいです。ただ何度も言いますが、よほど静かな場所でない限り問題ない音なのでそこまで気にすることではないかとも思います。
とこういった具合で、よくも悪くも2000円以下といった長所と短所があります。
- 一つの端末でしか使わない
- 気軽に持ち運び出来て、完璧な打ち心地がほしい
こういった人には最高のキーボードかと思います。シンプルな使い方なら、ファンクションキー標準装備のフルサイズキーボードのこれが一番打ちやすく使いやすいです。あと何度も言いますが、本当に安い。
むすびに
「持ち運びを想定し、最も使いやすいキーボードはどれか?」という趣旨でしたが、千差万別。用途によって需要は大きく代わるので、自分にあったキーボードを選びましょう。
常に忍ばせておいて、必要なときにさっと取り出せるものがほしい方は最軽量(157g)の「Ewinの折りたたみキーボード」
普段macを使っていて、そのまんまの打鍵感を持ち運びたい方は、「Anker ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード」がオススメかなと個人的に思います。
打鍵感で言うなら、Ankerのウルトラスリムが当たり前にトップですが、EWINの折りたたみもかなり快適に使えますので、是非ご検討ください。Smart Keyboard Folioが肌に合わない方は、こういったBluetooth接続キーボードがひとつあると、融通がきいて良いですよ。
それではまた。