「なんだこのアニメ・・・」
「なんでこんな変更をしたんだ・・・」
原作ファンであればこうなってしまうことがあります。
アニメ単体で面白ければそうはなりにくいですが、それでもあまりにも変更が大きかった場合は驚きを隠せません。
関わった方々には申し訳ないですが、個人的にはなかったことになっているアニメを紹介します。
作品はクリエイティブな物なので、価値観によりけりであることをご了承ください。
原作ファンからみる「?」なアニメ
魔人探偵脳噛ネウロ
原作への愛がまったく感じられない改変のひどさが目立つアニメ化。
元々マンガの時点で人を選ぶ作品ではあったのですが、それをカバーして有り余るのが
・話作りの面白さ
・ダークユーモア
・読者に問いかける共感のあり方
・人間の可能性を見せる
でした。それらがアニメではごっそり落ちていました。
松井優征のもつ「世に出す以上成り立ったものを提供したい」スタンスを壊しまくるアニメ。
特にサイ(Xi)とヤコの関係性などは
どうしようもないくらい最悪でした
アイシールド21
これもなぜこうなったと思うアニメの一つです。
原作のマンガは、随所にルールを説明する描写の組み込み方が綿密。熟読すればアメフト観戦が出来るほどです。(実際よく行くようになりました。)
ですが、アニメではアメフトのルールがまるでわかりません。その結果、破綻した箇所もあったりと好き放題しちゃってます。
また、原作の良さであるスピード感。あのスピード感がほとんどない。
スラムダンクも同様なのですが、原作の躍動感が強すぎるとアニメでの動きやテンポが気になります
キャラクターの改変がひどい
アイシールド21の良さはどのキャラクターにも一定の共感性を持てる部分なのですが、キャラの性格の改変が多すぎます。
セナの兄貴分のリクがなぜか嫌なやつであったり、「なんでその人をその性格にした」と思うことが多すぎた。
・ストーリーの改変(設定がぐちゃぐちゃ)
・キャラクターの改変
・作画の不安定さ
・スピード感のなさ(マンガのほうが動きがある)
稲垣理一郎のデザインされたストーリーによる面白さがほんとになかったです。
原作はアメフトの面白さを伝える工夫があらゆるところに散らべられていただけに残念でなりませんでした。
原作に対する愛情が一切感じられませんでした。
ヒルマの声優:ロンブー淳はよかったです
声質のイメージはすごくピッタリで好きでした
ただ演技に関しては… あくまで声質です
ワンピース
紙芝居です。
もはや世界的に有名な作品なのに全く力が入ってません。
映画(FILM系)は尾田栄一郎が監修したりしていて作画も気合いが入っているので良いとして、アニメのほうをどうにかしてほしいです…
火ノ丸相撲
わりと最近のアニメ(2018年)のアニメですね。
とにかく気になったのはストーリー。久世、簡単に親父に背きすぎて笑いました。まさかあんな冒頭で改変されるとは。
高校入るきっかけになったストーリの改変はよかったのですが、それ以外の変更は良い点がなかったです。情緒もなにもない。
正直原作の見開きページや、「相」シリーズの表現も原作の迫力に追いついてないと思いました。
作画は置いておいて、演出が気になりました。
見開きページの技名は大声で言わないほうがよかったのではないか、
セリフ音声なしでもよかったのでは?と思っています
むすびに
奇しくもジャンプ作品ばかりになってしまったのですが、ジャンプ作品のアニメ化は滑りやすい傾向があるのでしょうか。
なんでも原作どおりにやれとは言うつもりはないですが、変えるならそれだけの覚悟と脚本力がいるのだなと改めて思いました。
作品を作ることは大変だと重々承知なので、うまく折り合いのつくものを作り上げて行きたいと思います。
アニメオリジナルであると割り切れるなら楽しめる可能性もあるので、記憶が消えたらまた見てみたいです。
ほんとに申し訳ないですが、ネウロとアイシールドのアニメ化はなかったことにしてしまって、リメイクしてほしいレベルです。
それではまた…