最近Twitterでこういうのよくみるじゃないですか。
・優しいファン
「◯◯」
・じっくり育成したいファン
「◯◯」
・沼に引きずり込むファン
「◯◯」
・話しかけてはいけないファン
「◯◯」
こういうのって結局聴く相手がどんな音楽が好きかに左右されると思うんですよね。
なのでこれのアルバムバージョンを、ジャンル別に簡単に書いてみたくなったので書きます。
相手の好きなものを見切って適切なアルバムから沼に陥れましょう。
もくじ
ジャンル別BUMP OF CHICKENのオススメ
EDMが好きな方には
迷わず『Butterflies』
表題曲『Butterfly』がBUMP OF CHICKENが送るEDMナンバー。
はっきりEDMといえるのはその一曲だけだけど、全体としてリズムが分かりやすい(ノリやすい)曲が揃ってます。(orbital period以降、BUMPは変拍子を多用していたけど、このアルバムにはない)
明るい曲調が揃っているアルバムだけど、歌詞は後ろ向きなものが多く、BUMPの中でも異彩を放つアルバム。初めて聴いた時、明るいメロディに乗っているからこそか、その歌詞達の悲しさが際立ち、寂しく思わされました。
厨二病(中二)な人には
『orbital period』
その理由は明確。数々のファンを虜にした『カルマ』収録。
テイルズ・オブ・ジ・アビスとのタイアップでもあり、幅広く愛される曲。ライブでも演奏回数が多く、BUMP OF CHICKEN自身も気に入ってる様子。
屈指の『カルマ』そしてアルバム曲として埋もれがちな最高の『才悩人応援歌』
あのイントロに心を掴まれない厨二病はそうそういない。曲調・歌詞問答無用でかっこいい。。
それに加えて『星の鳥』と『星の鳥 reprise』というインストの存在。
『メーデー』と『カルマ』の前にそれぞれついて、これもまた厨二心をくすぐる。
このインスト達が、「曲の個性が強いこのアルバム」を上手くまとめるアイディアとして、とても良く機能してる。
バランスのよい”調和・まとまり”を求める人には
『COSMONAUT』
BUMP OF CHICKENの中で、まとまりがとても良く聴きやすいアルバム。尖りすぎてた曲がなく、おとなしすぎる曲もない。とにかくバランスが良い。
『orbital period』が惑星が強く光るアルバムなら、『COSMONAUT』はそれらを眺めて、小さな宇宙旅行をして帰ってくるような感覚。
『三ツ星カルテット』で始まり、『beautiful glider』で終わる。
収まりがよく、曲単体の輝きは強いのに全体として調和している。個人的にトップクラスに好きなアルバム。
絶妙に演奏技術の高い曲が揃っていて、『セントエルモの火』と『モーターサイクル』は、ライブで一度も演奏がされたことがないので、いつか聴いてみたい。
懐かしいあの”フラッシュ世代”には
BUMPを一躍有名にするひとつのきっかけであるフラッシュアニメ、その代表作である『K』収録
『K』を始めとして、物語であり音色が似た曲が揃っていて、懐かしさがある。
さらにフラッシュの沼に浸かるなら
お待ちかね『jupiter』
こちらもフラッシュ世代御用達の『ダンデライオン』収録。
彼らの代表曲『天体観測』 音楽を少しでも聞くなら、もはや知らない人はほとんど居ない曲。
同名のドラマでも挿入歌として度々使われた『Stage of the ground』『ベル』『メロディフラッグ』も収録。初期の名曲が揃うのはこのアルバム。
そして聴いてほしいのは
『FLAME VEIN(+1)』
最初期の名曲が勢揃い。藤原基央が16歳で作った渾身の一曲『ガラスのブルース』
アニメに没頭した藤原基央がとち狂ったかのように描き下ろした「生きる黒歴史」でありながら名曲『アルエ』、生きる希望を与えてくれる『バトルクライ』など、原点のアルバム。
むすびに
願望を言うなら全部聴いてみてほしいです。けどやっぱり曲数が多いので、どれか気に入りそうなのをまず聴いてみてほしいです。
「『ベスト盤』はダメなの?」と言われそうですが、個人的にはそれぞれのアルバムにある特有の雰囲気を楽しんでからでもいいのでは、と思います。(ベスト盤は正直ただのシングルコレクションなのであまりオススメできません)
カップリング集である『present from you』もあとにとっておくと、美味しいデザートになったり。
どれから聴くのも自由。アルバムによって曲調は変わりますが、藤原基央が歌う芯は大きくは変わりません。
それではまた。
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