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叩かれがちだけど「空島編は面白い」ってことを証明する【ワンピース】

空島編。ワンピースにおいてよく「空島編で読むのやめた」「空島編はおもんない」という声をしばしば耳にする。ちょいちょいちょーい。
声を大にして言いたいのが、「空島編はおもしろい」ということ。

空島編はね、面白いんですよ(強調)。

空島編が面白い理由

空島・そしてエネルの裏ボス感

ノックアップストリーム(突き上げる海流)で青海から空島へ行く。まずこの時点でワクワクがとまらない。空島の裏ステージ感がたまらないんですよ。

  • 普通の航海ではたどり着けない事→裏技的要素
  • 気候と空島の位置の都→運要素
  • そもそも空に島がある→ロマン
  • どうでしょう、ワクワクしませんか。

    ゲームをしてる人や、多くの男性がワクワクしてしまう要素が空島にはたっぷり詰まってるわけです。一言でいえばそう、ロマン。ロマンがこぼれんばかりに溢れるのが空島編。

    ゲームをしてない方でも、マリオの1−2の地下ステージのワープは知っているでしょう。あの裏技感を遥かに凌駕するノックアップストリームのスケールの大きさ。

    心を読むマントラをもつエネル達の強者感も「こんなのどうやって勝つんだよ・・・」と高揚を煽る。

    後々にマントラは「空島での覇気の呼び名」であることがレイリーから知らされます。

    回想編:ノーランドとカルガラの話が熱い

    叩かれる原因ともなった回想・過去編。たしかに週間連載で急にこの話がはじまったのは辛かったかもしれません。

    ワンピースあるある

    回想が長いので、過去編に入った途端に週間連載での人気が落ちる

    でもよく読んでほしい。この話めちゃくちゃいいんですよほんとに。個人的にですが、ワンピースの中のエピソードでも屈指のクオリティだと思ってます。

    昔のしきたりや民族文化の意思を守ろうとするカルガラと、植物学者として”生贄”といった命を粗末にすることを止めようとするノーランド。そんな二人が分かち合うシーンはワンピース屈指の名エピソード。

    「答えを言え… おれは今なにを殺した…!!」
    「ヘビだ」

    「違う!!おれは今戒律を破り”神”を殺したんだ!!
    しかしお前は…それを”ヘビ”だという 戦士や村人を殺す”呪い”を”治る病”だと言う」
    「本当にお前は…おれの大切な村を救ってくれるのか?!村は……救えるのか?!!」

    「救える!!!」

    このシーンのために空島編があるといっても過言ではない気がする。

    ”変化を恐れ、進歩を拒み、ただただ悪習を続けるのは我々に対する冒涜だ”

    心に留めたいノーランドの名言。

    黄金を鳴らしてクリケットの無念を晴らす

    空島編の締めのシーンに巨大な影としてルフィが登場。それと同時に黄金の鐘を鳴らすことでクリケット達に「空島はあったぞ、黄金郷はあったぞ」と伝える。おいおい、ロマンが溢れるじゃねえか…

    遠く遠くにある距離。ノックアップストリームに乗ってから以降はクリケット達とルフィ達麦わら一行は出会わないのですがこうして関節的に思いを伝える表現はワンピースでは珍しいもの。だからこそ際立つ印象的なシーンなわけです。

    そもそもなぜ空島編は叩かれがちなのか

    最後に「なぜ空島編が叩かれがちなのか?」を考察しておきたいと思います。

    理由1:よく言われるのが「長い」

    空島編はコミックスで言うと、24巻〜32巻。つまり8巻分。現実時間なら2年間です。たしかに長いです。

    ただ、それ以前のアラバスタ編は12巻〜23巻。(ウイスキピーク編も含め)10巻分。 あれ、アラバスタのほうが長い?

    実際にアラバスタに入った巻だけで言うともう少し短くなりますが、アラバスタ全体はこれくらいの長さ。

    とにかくですね、実はアラバスタ編より短いんです空島編。にも関わらず、「空島編は長い」と言われる始末。なぜなのか?

    これは「キャラクターの魅力が若干薄い」せいであると思います。
    その前のシリーズとなる「アラバスタ編」は非常によくキャラクターが立っていた。悪魔の実を食べているキャラクターも多く戦闘も見応え満点で戦いにもアイディアが散りばめられていました。

    エネルなどや神官は確かにデザインは良いのですが、キャクターの造形などに魅力を感じない人が多かったのが要因でしょうか。

    バロックワークスやアラバスタ王国のキャラが立っていただけに、空島のシャンドラの部族や神官達との戦闘・共闘の見栄えの落差によって、間延びしているように見えがちなわけです。

    叩かれがちな理由

    前シリーズのアラバスタのキャラクターが立ちすぎていた

    理由2:単純に空島編は「つまらない」?

    これも前シリーズである「アラバスタ編」と比べることで、浮き出てしまう問題なわけです。
    ビビというキャラクター人気と、バロックワークスのキャラ立ち、クロコダイルの綿密な計画、名シーンの多さ。それらと比べてしまうと若干パンチに欠けるのは事実。

    ですが、シリーズ単体として見ればつまらない要素は特になく、最初に上げたようにロマン溢れる要素がたくさん。戦闘のテンポや空島というステージの色合いによって間延びしている点はあるものの、つまらないとは言い難い。

    過去編に関しては随一で面白い。スケールの大きすぎるエネルの雷の能力。ワクワクする要素はたくさんあって世間の評価は関係なく、実は面白いです。

    むすびに

    結論「空島編は面白い!」

    ロマン溢れる要素達
    • エネルの能力やキャラの魅力
    • ロマン溢れる空島への行き方(ノックアップストリームで到達する裏技感)
    • カルガラとノーランドの分かち合い
    • ノーランドの文明の進化への思い
    • 後にも先にもないルフィの関節的な表現
    • シンプルにこの時期は読みやすい(重要)
    新世界編の読みにくさと比べるのは酷ですが、ウォーターセブン編までのワンピースはやっぱり読みやすい。結構ここ重要。

    これからも”最後の島:ラフテル”への到達方法などなど、ワクワクする要素はあるでしょうが、個人的にはノックアップストリームのワクワクは未だ衰えません。

    空島編はつまらないと行っていた週間で読んでいた方、コミックスで一気に読み返せばきっと評価は変わるはず。手元にコミックスがある方は、また空島編を読み返してみてはいかがですか。

    それではまた。

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