レビュー・感想

批判してるアンチ負け。自分で”横顔”をネタにした雫嬢の勝ち。【ポルカドットスティングレイ】

いくつか記事を書いて置きながら、最近ポルカドットスティングレイの曲を、ひいてはPVを全然みとりませんでした。

ある日久々に見てみるとありゃ不思議。雫嬢、自分で「横顔」をネタにしてる。

これを見た瞬間に「アンチが完全に敗北したな」と思った。

なんとなく嬢と呼びたいので、例のごとく雫嬢と呼びます。

追記
最新(4月19日公開)のMVではもうほとんど正面向いてて、笑ってしまった。

雫嬢の勝ち。アンチの負け。

開幕からネタ。時流にノリまくった見やすいPVがこの『DENKOSEKKA』。

エゴサの姫、ポルカ雫

正直散々言われ続けて、エゴサもするマーケの鬼雫嬢に横顔が〜〜の情報が入ってないわけない。

その上で批判に対するアンチテーゼとしてPVで自分でネタにしだした。負けた。完全にアンチは負けてる。

出展:「DEKOUSEKKA」MVより

これである。

ね、負けでしょ。

でハッキリ言えることは彼女の横顔やっぱ美しい。

正面も正直別にそんな隠す必要ないのに、頑なに横顔な雫嬢。それはなぜか。
横顔のほうが美しいからなんですよ。雫嬢がいっちばんポテンシャルを発揮できると彼女自身が理解した上で、出してくる。ブランディング力の塊。

見てくださいよこれ。普通に綺麗なんですよ。

「けたたましいクマ」とのマッチングっぷり。

本田翼がLINEモバイルのCMでけたたましいクマと踊ってるのもあってか、

「けたたましいクマ=LINEモバイル」

というイメージも世間には定着している様子。ある人は「LINEモバイルのCMをこのPVにしてほしい」と言っている。

出展:「DEKOUSEKKA」MVより

…全面的に同意します。

出展:「DEKOUSEKKA」MVより

映え過ぎぃ。

ショートヘアーでここまで「映え」を意識してマーケティングもといブランディングできて、音楽を自分で作って、なおかつ歌える人は中々いないので、彼女はかなり貴重な存在だと思う。

気に入らない人は別に聴かなきゃいいじゃないの

どうも未だに
「ポルカドットスティングレイはアーティストじゃない」
「ポルカドットスティングレイは音楽をお金としかみてない」

と言った意見を見るけれど、そんなに嫌なら離れればよくて、聴かなきゃいい。

たしかにアーティストとして見ると心が動きにくいのはよく分かるので、そもそも多分視点が違う。

ポルカドットスティングレイに心を求めるのは甚だおかしいんですよ。
雫嬢がそういうスタンスでバンドをしておらず、聴いてる(見ている)人が楽しめるように音楽を作っています。

出展:「DEKOUSEKKA」MVより

だから、心を動かされたいのであれば、自分の心が動く好きなアーティストを聞けばよい。なのにわざわざポルカドットスティングレイにそういった物を求めるのは
焼き鳥専門店にいってラーメン注文しているようなもので、そもそもお門違いなわけです。

焼き鳥食べたい人がいるから焼き鳥提供しているわけで、意味不明な注文は聞いてられない。
SNSで歌詞募集してたりするし、雫嬢は常にユーザビリティをひたすらに優先しているんですよ。

出展:「DEKOUSEKKA」MVより

時流を掴む力が抜きん出てるのは、見上げるべきポイント。

アンチはむしろエネルギーでしかない

それとそういった意見をぶつけるのは
「ポルカドットスティングレイよ!心に来る曲を頼むよ!!」
と期待をしていることの裏返しにもなっているので、わざわざ批判する人はその時点で興味がありまくりなのだ。

その時点でポルカドットスティングレイの術中に入って手の上でコッロコロなので、興味なかったら関わんなかったらいい。

雫嬢、完全勝利。

出展:「DEKOUSEKKA」MVより

といった具合で、雫嬢の勝ち。
雫嬢は結構稀有なセルフブランディングができる人材で、アーティストとして見ると反感を買いやすいけど、手法としては至極真っ当で上手い。
「自分を提供できる賞品として客観視できる能力の高さ」は言うまでもなく一級品だと思う。

語るハト
語るハト

アーティストとして見るというより、クリエイターとしてのやり方に興味があって、その点はやっぱりハチャメチャに上手い。
かつ音楽の水準も高いので、アーティスト性3割クリエイター性5割横顔2割ほどの要素で構成されているのがポルカドットスティングレイだと思います。

結局夢中になってしまったらその時点で敗けでポルカドットスティングレイの勝ちなわけです。
横顔マーケティングは雫嬢、あなたの勝ち。

岡崎体育のときに感じた「あるあるを暴露しすぎてこれからのMVの求められるものが高くなる」といった危惧はいい意味で裏切られていくのかと思うと楽しみ。
MVの企画をするクリエイターはきっとひいひい言いながら新しいものを錯誤しているのでしょう。

あるあるの枠組みから出るためにクリエイターは必死なわけです。話変わってしまいそうなのでそれではまた。

<執筆・編集 = hitoto(@tonariniwa

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