マンガ

Dr.Stoneはハイテクな今だからこそ読んでほしいアツアツマンガ【稲垣理一郎・Boichi】

ハイテクな世の中になって、小学生すらスマホを持つ時代。
ハイテクすぎて正直何がなんやらでもある時代。

「正直なにがすごくて、何がすごくないのかわからない」
「AIとかもはや当たり前すぎて、どうでもいい」

そんな人に読んでほしいマンガが「Dr.Stone(ドクターストーン)」

魅力の説明のためにセリフや展開を解説する箇所があります。
物語の核となる部分のネタバレなどは避けているのでネタバレNG派でも大丈夫です。

Dr.Stoneのアツさ・魅力

人類の発明・発展を改めて追体験できるのが熱い

スマホはもちろん電気もなんにもない時代、いわゆる旧石器時代。そこから自然の材料を集め、科学を作り出す。
小さい頃になんでも集めたりしたことを思い出します。

そんな懐かしさホイホイでありながら、千空達が技術を作り出す姿にある新鮮さ。

語るハト
語るハト

テクノロジーに慣れてしまってると、「もはや今はなんでも出来るのが当たり前」と思ってしまうかもしれません
何ができて何が出来ないのかわからず、「まぁそりゃなんでも出来るだろう」と

でもそんな当たり前なんてあるわけがなくて、
先人が試行錯誤をして、時には命を犠牲にまで作った積み上げが、今生きているこの時代なんです

千空:こども科学実験教室かテメーらは
んな原始的な・・・

千空:・・・

クロム、テメーはこの原子の村で 全部自分で考えたのか
あの倉庫に 使えそうな鉱石や科学素材も 全部自分で集めたのか

クロム:おう そうだよ 悪かったな

ガキはすぐなんでも集めんだよ 
集めたもんブっ叩いたり混ぜたり燃やしたり 
んでもしヤベーこと起きたら!
それが妖術だ それ以外にねーだろが!!

この時点ではクロム達は科学を妖術と呼んでる

その好奇心が現代の自分達が毎日使うスマホなど、今のテクノロジーや文化を支えているわけです。
この懐かしいのに新しくて、新しいのに懐かしいなんていう二律背反的な感情を生んでくれるんです。

語るハト
語るハト

ある意味で”異世界転生もの”とも言える可能性 いや違うかな
一応公式でのコピーは「クラフトアドベンチャー」

今更あらすじですが、一言で言うと、科学文明を取り戻す話。

あらすじ

謎の光によって人類(と鳥)がすべて石化した世界。そこから3000年以上がたち、文明が滅びる。
石化から目覚めた科学少年:千空が何もテクノロジーのない世界で文明をいちから作り直す。

といった具合。正直このあらすじみてピンとこない方もいるかと思うので下のアニメティザーを見てください。

科学は全ての根源であることを再び知れるのが熱い

IOT技術・VR・それらを支えてる科学のテクノロジー。

毎日食べてるご飯だって立派な科学。

千空が仲間を作るときにある料理を作ろうとした時のこと。

コハク:まさか食事を作るのか?

クロム:科学関係ねえじゃねぇか

千空:関係ねえどころか 飯=科学だ
そもそもテメーらが毎日食ってる魚の旨味ってのはなんだと思ってやがる
グルタミン酸やイノシン酸だぞ

千空:猫じゃらしは100億%!
立派な穀物だ
粟のご先祖様だな

思いつきとトライ&エラーの繰り返し
飯はまさに科学じゃねえか・・・!

4世紀ごろに名も無きモンゴル人が見つけた
科学の飯だ

クロム テメーみてえな なんでも試すヤベーバカがいたんだろうなァ 
4世紀のモンゴルにもよ

千空のクロムを同志として見ている描写が毎度毎度たまらん。言葉やクチは悪いけど、彼らは根底にある「科学好き」という思いで繋がっているのがよい。好きなものや研究できる共通のものがある人が近くにいることの楽しさって他に代えがたいんですよ。

語るハト
語るハト

別の作品ですが『食戟のソーマ』でも解説のたびに思います。「美味しい」にはちゃんと理由があるんだと。

余談:『食戟のソーマ』、ただ飯食って脱がせる卑猥なマンガみたいに思われがちですが、あれもかなりロジックのしっかりしたマンガです。騙されたと思って呼んでほしい作品。

千空:胡椒巡って戦争したくらい飯は文明の根幹なんだよ

胡椒やアヘンなど、調味料を巡った戦争はいくつかありますが、有名なのは16世紀のスパイス戦争でしょうか。

アヘン戦争・スパイス戦争、ほかにも文章にするのも危ないヤバイものを巡った争い。そういったものはいつの時代も絶えないのですね。

科学は人を救う医療、医学であること

ある村にいるルリという巫女。彼女は体が弱い。病気に悩まされていました。
千空はどうしても住人を味方につける必要があったため、そのルリを救います。
(厳密にいうともうちょい説明がいりそうですが、許してください)

千空:菌がいきなり本気出してきやがった
周りの無害な菌にまで毒の遺伝子ブチ込んで
お仲間増やしまくるっつう技でな

『肺炎レンサ球菌』様のスペシャル技だ

つまりルリの病名は

肺炎ー

たかが肺炎じゃねえぞ
人類を何億人も殺してきた難病だ

だがな 
サルファ剤は肺炎レンサ球菌をブチ殺す!
勝ったんだよ 人類の科学はよ・・・!!

熱すぎる。

社会の教科書を読めば載っている公害など、たくさんの人の命を奪ったものがあります。医療の現場では科学を駆使してそれらを倒す試みをしてくれているのです。

語るハト
語るハト

今は病院にいけばすぐに治る病気であろうと、昔は難病であったものはたくさんあってそれを解決までの追体験をさせてくれる所が唆るじゃねえか…

またまた別のマンガ『はたらく細胞』を読んだ時にも似たような感覚に陥りまして。Dr.Stoneの表現とニュアンスは違いますが、人の体ってギリギリのバランスで成り立ってるんだと思い直せました。

夜でも臆することなく起きていられる素晴らしさ

千空はある日こう言います。

千空:クロム 夜は怖ぇか

クロム:・・・おう そりゃまあ まっ暗だかんな 
なんだよ 急に

千空:俺らの時代に暗闇は無ぇ 
電球が世界から夜を消した 
エジソンのオッサンが白熱電球で
24時間をねじ伏せた

千空:人類は科学で『夜』に勝ったんだよ

ジーマーで熱すぎでしょ。(二回目)

当たり前のように夜中でも行動し生活しているその根底には「科学のおかげ」があります。

”かがくのちからってすげー”なわけです。

語るハト
語るハト

この「エジソンのオッサンが白熱電球で24時間をねじ伏せた」ってセリフが好きすぎる
稲垣理一郎氏のセリフ回し、ほんとに唆る
(やたら倒置法が多い)

余談ですが、アイシールドのヒルマも「フィールドをねじ伏せろ」と言っていましたね

価値観の揺さぶりが熱い

科学大好き少年:千空と霊長類最強の獅子王司。
千空は石となった人たちをすべて科学の力を駆使して救うことを選びますが、司は汚れのない世界を求める。

科学の発展VS純粋な力の社会

どっちとも基本的にいいヤツで共々、言ってることの筋が通ってる。だからこそこの対立が熱い。

獅子王司は 良いやつで人殺しだ

どちらも一理あるんですねこれが。

自分はどちらかと言えば千空寄りの思想で、「どうせ文明は発達するから発達させたい」と思うタイプですが、武力行使がもし出来るのであればもしかしたらそう考えてたかもしれない。

医療が発達したから長生きできる人も増えたけど、そもそも環境を破壊しなければ生まれなかった病気もある。そういった背景を考えると一概にどちらが正しいとは言えなくなります。科学は好きでテクノロジーは大好きだけど、それが全くない世界も一度は覗いてみたい。

全てが全て平和に丸く収まればいいけど、そうもいかないのが難しいといつも考えながら読んでしまう。

語るハト
語るハト

病気の人が元気になれる社会がいいので、医療の発展はどうしても願います。けど医療だけが発展した場合私利私欲に走ることも至極全うだし、今の世の中って実は結構バランスが良いのかなとも思ったり。政治的な思想はないので、これは話のタネ程度に抑えときます。

安心の稲垣理一郎原作が熱い

原作を務める稲垣理一郎は、ご存知「アイシールド21」でも原作を努めた方。

『アイシールド21』の作画は現在『ワンパンマン』でも人気を博している村田雄介氏でした。

『アイシールド21』を熟読しているからこそ言えますが、彼のストーリーの構成力・展開力は折り紙付き。世界戦の駆け足っぷりなど不満の1つや2つはありますが、総じていいマンガ。

今記事でもいくつかセリフを引用していますが、彼の作るセリフ回しが本当に唆る。唆るじゃねえか。アイシールド21でも印象的なセリフがたくさんあり、何度も勇気を貰えました。

語るハト
語るハト

あとDr.Stone主人公の千空は、ほとんどヒルマといっても過言はないでしょう
ヒルマが好きならDr.Stoneは間違いなく面白いと思えることを保証します
稲垣さんってヒルマ超好きですよね

科学監修は「くられ」さんが担当で信頼が厚い

ツイッターでも興味深いツイートしてます。

Boichi氏の画力が熱い

このマンガでBoichiさんの存在を知りました。彼の画力と稲垣理一郎の原作とよく合っている。
『アイシールド21』の稲垣理一郎×村田雄介もまさに化学反応の賜物でしたが、稲垣理一郎×Boichiも引けを取らない名コンビっぷり。

語るハト
語るハト
ほかの作品を見るとシリアスな絵が多いのですが、『Dr.Stone』では結構コミカルな絵柄もあります。
誤解を恐れずいうと、シリアスなシーンは超絶画力で美麗に。笑いテイストが多めな部分はその超画力をコロコロコミックのギャグシーンに応用した感じ。

なにはともあれ震えるシーンは震わせてもらえる。千空の「合理的だが情に熱い部分」「科学に対する好奇心」や、カセキじいちゃんの「ワクワクする表情」「泣きながら喜ぶシーン」などなど感情の書き分けもすごく好き。

ギャグシーンはわかりやすく、シリアスはシリアス。

むすびに

語るハト
語るハト

結論、熱い!

タイトルでも言っちゃってますが、ハイテクな今だからこそ読んでほしいマンガ。
「すごいことを体験しているんだ」と改めて意識をすることが出来るマンガなので、世代を問わずオススメしたい。

自分のようにガラケーやADSLを体験した世代にも、
すでに3G回線すら知らない次の世代にも。

興味と好奇心を刺激するので知育マンガとしてもいいと思います。

科学をリセットしようがな ツルピカ猿は 
何でも試すヤベぇバカが 必ずまた興すんだ 科学文明をよ・・・!!

なんでも試す挑戦心を見ているモチベーションも100億%あがる。

常にワクワクしていますが、9巻からの展開にワクワクが止まらない。

2019年7月からアニメもついに始まります。

語るハト
語るハト

まじで唆るぜこれは。

それではまた。

<執筆・編集 = hitoto(@tonariniwa

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