BUMP OF CHICKEN。彼らの曲は多くの人に刺さる。それはご多分に漏れず自分も。
支えてくれる曲、悲しみにくれる曲、コミカルな曲、と様々な楽曲が彼らにはありますが、この記事では’BUMPの気持ちを持ち上げてくれる曲」「勇気をもらえる曲」を紹介します。
気力をくれる楽曲達
モーターサイクル
シンコペーションによりサビが独特のリズムを生んでいる曲。
カラッとしたギターの音と、Bメロのなんとも地に足つかない透明なアルペジオがとても良い。
他人事だけど頑張れよ 手伝う気も方法も無い
道徳と規則の中で へらへら頑張るしかないよ
わざわざ終わらせなくていい どうせ自動で最期は来るでしょう
その時を考えても意味がない 借りてきた答えしか出てこない
はっきりと単語は出さないが、「生きろ」「まずは生き抜け」「死ぬな」と伝わる歌詞がグサグサくる。
あぁ君には言ってない そう無視してくれていい
相槌さえ望まない そもそも大したこと言ってない
手貸したら握るかい どっちでもいいけどさ
あぁ外野は放っとけ そもそも大した事言ってない
このフレーズがBUMPの中でもとても珍しいメロディと展開で、衝撃がありました。
言葉の乗せ方に今までにない新しさ。全体の単語の羅列もそうで、BUMPの中でもとても異質な曲。
6thアルバム『COSMONAUT』収録。
ガラスのブルース
初期BUMPのシンプルながらの名曲。なんだかんだライブの定番。「ガラスの目を持つ猫は〜」部分での一体感。
この頃と歌い方は変わったが、ライブではやはり盛り上がる。「今」を大切に歌う藤原基央の気持ちの原点の曲。
生まれて来た事に意味があるのさ 一秒も無駄にしちゃイケナイ
だから僕は歌を唄うよ 僕はいつも歌を唄うよ 僕はいつも歌を唄うよ
ボクはイマをサケブよ
シングル『メーデー』カップリングの『ガラスのブルース(28years round)』もまたよい。
ゆっくりとしたテンポで雰囲気が変わり、歌詞がより響く。サビで一気に夜があける感じがする。オリジナルの『ガラスのブルース』にむけてのレクイエムのような立ち位置。
Hello,world!
プログラミングやPCに多少知見があると、ニヤッとしてしまうタイトル。
比較的新しい曲。だけど、その中でも「サウンドが昔寄り」で懐かしい気分にさせてくれる。こういう音の曲は彼ららしくていい。
これがリリースされた当時、あることに悩んでおり、背中を押すきっかけをくれた。
もう駄目って思ってから わりと何だかやれてる
死にきらないくらいに丈夫 何かちょっと恥ずかしい
やるべきことは 忘れていても解る
そうしないと とても苦しいから
悲鳴をあげたヒーロー 世界の真ん中で
終わるまで出突っ張り 自分が見ている
だからもう 死んだふりも意味ない
ハロー どうも 僕はここ
この曲のおかげで、その悩みから少し開放されて、とても気が楽になった。それと同時に、「あぁ、進まなきゃ」という気持ちを持たせてくれた。
「ハローどうも僕はここ」というフレーズはシンプルながらあまりにも強い。
Stage of the ground
歌詞の寄り添いと、自分の足音のように響くドラムのリズム。決してテンポがはやすぎない事もまた良い。そのBPMが「ゆっくりと進む」と解釈できるこのテンポがこの曲にはちょうどいい。
あの月も あの星も
全て君の為の 舞台照明
叫んでやれ 絞った声で
そこに君が居るって事
君が立つ 地面は ホラ
365日 いつだって
Stage of the ground
あらゆる場所が、自分の居場所に成り得る。日進月歩な応援歌。『jupiter』というアルバムがこの曲から始まる事には大きな意味があると思う。
バトルクライ
”自分にひとつウソをついた 「まだ頑張れる」ってウソをついた”
”ところがウソは本当になった 「まだ頑張れる」って唄ってた”
このフレーズからはじまるこの曲に、人生を救われました。(大げさだけど本当に)
BUMPの曲のベストなんてものは選べないが、この1曲には特に感謝しています。今こうして生きていられるのは、この曲の存在と、BUMP OF CHICKENという存在があったからと言っても過言ではないなと思います。
最後に見事笑ってみせよう 主役を思い知らせてやろう
本当強がってんだ 強がって またウソついて
ここが僕のいるべき戦場 覚悟の価値を決める場所
ひとつのウソにさえすがる僕のそのウソが誓いに変わる
「もうダメだ」そう思ったりした時に聴いて欲しい曲。戦う勇気が貰える。
1stアルバム「FLAME VEIN」収録。
むすびに
BUMP OF CHICKENの曲は背中を押したり、引っ張り上げてくれる力が強いです。
ポジティブ100%の歌詞じゃない、むしろネガティブな言葉で人を押せるからこそ、多くの人を支えています。
それではまた。