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iPadでもパスコード。指紋認証付きSSD、T7 Touchレビュー【Samsung】

「SSDは早ければ早いほうがいい」

動画を作る人は皆こう言う。
自分もYoutubeを初めそう思い始めた。
「セキュリティも万全ならさらに良い」と当たり前のことも思い始めた。


というわけで、指紋認証付きのポータブルSSD「Samsung T7 Touch」をご紹介します。

結論から言うと、「ちょっと高いけど、刺さる人には便利なSSD」でした。

・指紋認証の精度はどう?
・実際の転送速度はどう?
・どんな人に向いてるの?

この記事でこういった疑問が解消できるはずです。

今回、比較対象として下位モデルの「Samsung T5」に当て馬になってもらいます。

製品の特徴

内容物

内容物

内容物は、T7 Touch本体、USB Type A to C ケーブル、C to Cケーブル、説明書の4つ。

言のハト
言のハト
相変わらずケーブルの二種類を付属してくれるのはありがたいポイント。

外観 / サイズ

T5とT7 Touch

外観はT5とほとんど変わらず、メタリックなボディに白文字でSAMSUNG。

T7 Touchのサイズは、8.5cm、5.7cm、厚み0.8cm。

T5のサイズが7.4cm、5.7cm、厚み1.5cmなので、T7 Touchのほうが薄く、少し長い。

T7 Touchのほうが少し薄く
少し長い
言のハト
言のハト
持った感触としては、どちらもさほど変わりなし。いずれにせよカードサイズなのでとてもコンパクト。


個人的な好みでいうと、薄いT7 Touchのデザインのほうがスッキリした印象。

転送速度

転送速度は1050MB/s(理論値)。


実測値を図ってみると大体600MB〜650MB/sの間であることがほとんどでした。
環境がM1Macだからか、理論値の約6割の速度で安定してました。

M1Macは外付けSSDの速度があまり出ない仕様になっている
これはT5の速度

約6割とはいえ、600MB/sほどは出ているのでT5と比べてもしっかり倍の速度が出てる。

実際に12GBのファイルを転送してみると、17秒ほどでした。(T5だと37秒程度かかる)
このサイズだと僅かな秒数ですが、大きくなればなるほど差が広がります。

言のハト
言のハト
大きなファイルを日常的に使うならこの短縮は大きなメリット。

指紋認証の設定方法

T7 Touchの最大の特徴は指紋認証が使えること。

やり方は簡単。
アプリ(SamsungPortableSSD)をインストールし、T7 Touchを接続。

パスコードを入力して

あとは画面の指示に従い、パスコードを設定し指紋を登録するだけ。

指紋をスキャンしてゆく
iPhoneと同じように何回かポンポンと

iPhoneのTouchIDと同じように、何度か指を押し付けて設定は完了。

指紋は4つまで登録可能。

後は接続して指を置けばOK。

良かった点

iPadでもパスコードが使えちゃう

このSSDは指紋認証があるおかげで、iPadでもセキュリティがバッチリ。

iPadはSSDを認識するのですが、アプリの関係上、パスコードがかかってる場合フィアルを開くことができないのです。

つまり、iPadでSSDを使いたい場合、パスコードなしのセキュリティガバガバ常態で使わざるを得なかったわけです。万が一紛失したら、終わり。iPadでもガッツリSSDを使いたい人は結構このジレンマに悩んでいたはず。

それがT7 Touchなら解消できてしまう。

最初は中身が認識されないが
指紋認証することで…
再マウントされ、ファイルが認識される

PCと同じように接続して、指を触れることで、SSDが再認識されて無事にファイルを見ることが出来ます。

言のハト
言のハト
指紋認証の精度も高いので、まったくストレスなく使用可能。
先にPCで設定する必要あり。iPadから初期設定はできない。

気になった点 / 注意点

M1Macだと設定ができない(?)

昨年11月に発売されたM1チップ搭載のMacシリーズ。

M1Macで認識されない

自分も使っているのですが、目玉であり肝心のセキュリティの設定がM1Macでは出来ませんでした。
(使用OS:macOS Big Sur バージョン11.3.1)

SSD内に元から入ってるデータからアプリがインストール可能。ただ、アプリのインストールは出来るのですがデバイスが認識されません。

また、アプリ内のファームウェアアップデートもできず… なのでSamusungのHPより最新版のアプリをインストールしたのですが、それでもT7 Touchは反応せず…

不良品かとも最初疑ったのですが、仕方なくWindowOSに切り替えてみると、ちゃんと認識されました。

Windowsなら認識された

これで無事に設定が可能になり、ようやく指紋認証ができました。
初期設定さえ済ませてしまえば、M1Macでも問題なく指紋認証が使えます。

※ただし、相変わらずアプリ側で認識されないので、セキュリティ設定をやり直したい場合はWindowsやintel版Macに接続する必要があります。

intel版のMacで出来ないとの声をみたことがないので、intel版をお使いであればおそらく問題ないはずです。
言のハト
言のハト
たまにこうしたアプリの相性問題があるので、M1Macのみを使うのはまだ少し怖いなぁという印象です。

むすびとまとめ


というわけで「Samsung T7 Touch」のレビューでした。

良い点
  • 転送速度がそれなりに早い
  • 薄くなったデザイン
  • iPadでもパスコードが使える(唯一無二)
気になる点
  • 価格との釣り合い
  • M1Macユーザーは注意が必要

といった具合。
SSDは早いほうがいいに越したこと。速度もたしかにT5より早くなってるけど、正直T5もまだまだ十分使える速度。

言のハト
言のハト
外部ストレージ参照の4Kの動画編集もT5で十分出来てますしね….

個人的にはコスパを総合的に考えると、T5でもまだまだ十分かなと感じました。
指紋認証のロマンを求めて購入したけど「iPadでもがっつりセキュリティを固めたい人」でなければ、無印のT7か、T5のほうが良いかも。

何かご参考になっていれば幸いです。
それではまた。

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