Alexander Misko(アレキサンダー・ミスコ)という若き少年をご存知でしょうか。
ロシア人のアーティスト。もう20歳(執筆時点2018年)なので、少年と呼ぶのは本人からするともしかしたら抵抗があるかもしれませんね。
彼は変態なソロギターの弾き方をするのでご紹介。
※変態、これはアーティストにとって褒め言葉だと思うので、気を悪くしないでほしいです。
変態(褒め言葉)、Alexander Misko
ソロギター奏者、Alexander Misko。彼はソロギター奏者としても結構珍しいことをしてまして、それが弾きながら曲の最中にチューニングをすること。
基本的に楽曲演奏はチューニングをした上でするもので、演奏中にすることは滅多にありません。
弾いてる最中に音がずれてゆき、調整のためにチューニングすることはありますが、Alexander Miskoの場合わざとペグ(チューニングの際に触る場所)を触り、音に変化を付けます。
演奏中にペグをいじりまくる見事さ
開幕から狂ったことをしていて、チューニングしながらギターを弾いてます。
当たり前のようにさらっとしていますが、これ諸刃の剣でして、一歩間違うと楽曲が崩壊します。
違和感なく聴かせてくるのが、変態すぎてしょうがないですね(褒め言葉)
ソロギターの奏法は多種多様で色んなアプローチがあるのですが、チューニングしながらさすがに変態すぎました。危険すぎる。ちょっと間違えばただの不協和音となるのでかなり器用なことをしています。
表現力ありすぎ問題
Bon Jovi の『It’s My Life』のカバー。
イントロの時点で感動。なんですかこの表現力。アレンジが素晴らしい。
バンドのアコースティックアレンジを聴かされているのかと錯覚しましたよ。
原曲を知らない方はイントロだけでもいいので是非。どちらも聴くと表現力がよりわかります。
たった一人でこの表現力。アコースティックにアーティスティック。ブラボー。
こちらはMichael Jacksonの『Billie Jean』
聴いていて、凄く楽しい。メロディライン弾く時も安定していてすごい。
どの曲でもさりげなく、ペグ(チューニングするための部分)に手を伸ばして、いじっていて笑える。
それがもう当たり前に見えてくるから、面白い。よっぽど自信がないと、演奏中にペグなんていじれませんからね。あんなんしたら曲壊れる可能性増やすだけですから。
彼の場合は、曲を表現する際に、必要であったから触っている感じがありますが、それで実際にやってのける実力は本当に素晴らしいです。アーティストの鑑。
むすびに
ソロギターはベース・伴奏・メロディ・リズム、すべてをまかなうもの。
どんな難解なもんなんだと思われるかもしれません。そのとおりです。めちゃくちゃ難しいです。
演奏者は往々にして、相当な技術を持っているのが、ソロギターの大きな特徴です。
ただし、演奏が上手ければ、利き手側はとても快適な音楽でもあるのがソロギターの特徴。
洗練されたソロギタリストは複雑な事を複雑と感じさせません。
彼も洗練された技術をもっており、パッと見で難しいことをしているように思わせないのがすごい。
Alexander Misko氏はYoutubeではカバーをたくさんアップしていますが、オリジナルアルバムなどをいくつかリリースしてるようで気になった方は是非。
Apple Musicに登録してるからは下のリンクから是非。
それではまた。